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テディベアとぬいぐるみのaunt mimi

ベアーとぬいぐるみ作品情報


by aunt-mimi

昔話へのご招待

●ポッドキャストで配信されているので、福岡のFMみたいですが、こちらでも聴けます。

昔話大学の、この小澤俊夫さんというのは、指揮者の小澤さんの兄さんということです。
この小澤俊夫さんの語りも、とてもフレンドリーで、ふたりが兄弟という感じがよく伝わります。
それからましてすごくやさしい感じです。
小澤俊夫さんの解説が昔話の世界の奥深さとか、「シンデレラは三度お城へ行った。白雪姫は三度殺された」なんて本物のグリム童話の意外な事実を教えてくれますよ。
「三年寝たろう」や「かにのふんどし」などの小澤俊夫さんの解説はお母さんたちには必聴。
「幼い子ども向けの昔話・わらべうた」の回では、朗読者の「ねずみのすもう」がホントにかわいいです。

村の野原で、じいさんちのやせたねずみと、長者さんちのふとったねずみが、いつも相撲をとっていました。
じいさんちのねずみはいつも負けていて、それを見たじいさんは、家へ帰るとばあさんに、餅をつくって食べさせてやれって言いました。
ばあさんが餅をつくって戸棚に入れておくと、ねずみはありがたく食べ、そしてまた相撲をとりにいきました。

今度は何度か勝てるようになりました。
長者のねずみは「なんで強くなったんだ?」と訊きました。
「ばあさんが餅をつくってくれたんだ」
「おまえはいいなあ、俺はそんなことしてもらったことはないぞ。おれも餅が食いたいな・・、今夜行ってもいいか?」
「う〜ん、家は貧乏だからなあ、またつくってもらえるかどうか・・・」

それを聞いていたじいさんは、ばあさんにまた餅をつくるように言いました。
残り少ない餅米でしたけれど、ばあさんは餅をつくってやり、また戸棚に入れてやりました。
それから布を縫い合わせて、小さなふんどしもふたつ、つくって入れて置きました。

訪ねてきた長者の家のねずみとじいさんちのねずみは、とても喜んで餅を食べました。
それからふんどしを見て、「おまえはいいなあ、おれはこんなことしてもらったことはないぞ」と言いました。
二匹はばあさんのつくってくれたふんどしをして、「よいしょどっこいしょ・・」と相撲をとりました。

原文じゃなくてお話の筋の記憶からです。聞き返したらディティールは相当間違ってますよ(笑)。
このかわいい話は耳で聞くと「癒されます〜」ってアナウンサーは言ってます。

ということで、例年の感じですが、人のふんどしでの「御年玉」でお教えします(笑)。(管理人)
by aunt-mimi | 2010-01-02 18:42 | ★ニュース